コロナウイルスの蔓延で世界中が外出禁止や自粛で、社会生活のいろいろな場面で活動に制限されている中、ワン・ステップでは仲間たちが飲まないで新しい生き方を身に付けていく為に、ミーティングにもいろいろな工夫を凝らしています。

そんななか、5月6日(水)、8日(金)、9日(土)の3日間、スピーカーズミーティング(※)の形式でミーティングを行いました。
いつもより長い一人15分ほどの時間にそれぞれの仲間がそれぞれの思いを正直に話してくれました。
自分が話してみて感じたことや仲間の話しを聞いて感じたことを、仲間たちが教えてくれましたので皆さんと分かち合いたいと思います。
※スピーカーズミーティングとは、あらかじめ決められたスピーカーが、自らの回復の物語を語るミーティングです。スピーカーは、プログラムを歩む中で得られた自分の経験と力と希望を話します。

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◎自分が話して感じたこと◎
○自分自身の問題を常に気持ちの中に抱いて今日一日を生きて、人に対しても常に思いを感じていく事を大切にしていきたい。 T・S

○今の自分はイッパイイッパイって感じかな? 仕事のこと、これからの事、自分で話して分かりました。 K・T

○自分の思っていることがうまく表現できない。言葉に変えられない。本当に悩んでいます。本当にしゃべるのは苦手で、これは変えられないと思います。 J・T

○以前の自分は「飲まなければOK」だと思っていました。でも今では「酔わなければOK」に変わってきました。今のテーマは「酔わない為には」となっています。酔わない為には飲まない事、落ち着いていることが大切だと思っています。ですが最近、薬でも同様な状態になることを知りました。 K・K

○「現在・過去・未来」というテーマで話しましたが、自分が考えていたことについて十分には話せず、15分では足りないと思いました。やはり歳のせいでしょうか? 生きていた63年を15分では、納得いく話ができませんでした。 M・N

○「謙虚」というテーマでしたが、難しい言葉です。仲間の前で話すだけでなく、座る場所によってこんなにも違うと緊張しました。あれで良かったのかな? どうかな? まあいいか。「昨日は忘れろ、捨てろ」でイイか? もちろん謙虚に。 M・H

○テーマ「謙虚」で、自分は5年前のことを思い出して、泣いてしまいました。 N・Y

○若い時に一緒に飲んだ人の顔が浮かんできて、今頃どこでどうしているか、思い出しました。 T・O

○話したいことがいっぱいあってまとまらず、気持ちだけが先に行ってしまった。 I・H

○自分に正直な話しができたと思っています。 A・S

◎仲間の話しを聞いて感じたこと◎
○自分が感じていることは仲間も今日感じていることが分かった気がする。仲間と共に生きる気持ちが芽生えました。 T・S

○みんな立派、素晴らしい。自信があるのかな。 K・T

○大変勉強になりました。 J・T

○よく15分話せるなあ、と思いました。 K・K

○アルコールにより行くところがなくなった仲間がたどり着いたAAの生活の中でスリップして、また救いを求め、それを許してくれるAAの愛の力、ハイヤーパワーに包まれました。ナイトケアでの生活一日一日歩いていく仲間の姿を感じました。 M・N

○仲間の言葉に嘘はなく、もらい泣きをしてしまいました。酒がなくてもこんなに感動できる。断酒の決心がますます強くなる。新しい未来がみんなに来るように祈ります。みんなで酒を止めましょう。 M・H

○とても良かったです。 N・Y

○それぞれ人はみんな個性があり面白かったと思います。 T・O

○いろいろな昔のことを思い出させてくれる。再飲酒をした時のことを思い出させてくれる。生の話し(正直な話し)は感動します。 I・H

○ミーティングの中で振り返る。「自分と向き合うことの大切さ」みたいなことを感じました。 A・S