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「お酒と友達」している真っ最中

目標に向かって全てにおいて順調、お酒の方もどうしてもというほどは必要のない毎日。
S46年には隣県に住居を構え、そこで家族4人の生活が始まる。
自分は自動車関係の仕事、妻は医療関係の業務と円満な毎日が続いていた。
数年経つと、酒量が増えていくのが自分でも分かってくるがまだコントロールは出来ていた。
お酒を飲み始めて9~10年目頃からお酒に対して問題が出始める。
二日酔いで仕事の休みの電話をかけることから始まり、だんだん症状が出て来ているのが自分でも分かって来るが、どうする事も出来ない状態へと進行していく。
「職場には妻に休みの電話をさせる」「給料はお酒に変わる」「酒屋にお酒を頼むが支払は妻」「妻にお酒代を要求する」「お財布から無断でお金を抜く」「飲んでツケ払いをしてくるが請求の電話には妻が後始末」「外で飲んで所構わず寝てしまい、目が覚めたら朝の出勤時間帯」…二日酔いでも人目は気にせず、家へ向かう途中で自販機へ寄り道し、お酒を買って流し込む自分。
(それが当たり前)と思っていた。
お酒と薬。。。二足の草鞋を履いていた自分。薬は少しずつ止まっていくが、お酒の捉われはピークに達していく一方で、飲み始めて12年目に近づいているが血を吐いても飲み続ける。
次回は病院巡りだよ・・・

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